2006-02-28

特権は許容されなくなっている

 代議士,地方議員,知事,市長や,外務省職員,特定郵便局長などの戦後早々に設定された権利および明治時代あたりから設定された権利(主に法律で規定された権利)は,現在ではサラリーマンや商店主などの普通の国民からは特別に設けられた権利のように見えはじめているのではないでしょうか。
 日々マスコミに取り上げられている事項で,普通の国民が疑問を投げかけていることは,そこにあるように思えてなりません。
 『特権』という言葉は昨今では死語になっているようで,皆さんが使わなくなっているように感じていますが,よく考えてみますと『特権』として従来は許容されてきたものが,現在のように情報公開される時代になってみると矛盾のように見えてきているのではないでしょうか。
 しかし,代議士をはじめ『特権』を保有しています方々が,自分が特権を与えられていることを感じられず,その矛盾が払拭できなくなってように思えてなりません。
 いかがでしょうか。

2006-01-27

『偉い人は高給取り』時代から『偉い人とは責任をとる人』

 明治時代から戦後の昭和30年代までは『偉い人』というと,社会的な地位が高く,お金持ちで,立派な家に住んでいる,特別な人々という感覚でいたように思うのですが,現在は多くの人々が『偉い人』を『自分となにも変わらない人』ではあるが,『社会的な地位は高く,高給取り』の人と思い直し,『責任を果たさなくてはならない人』と変遷してきているように感じます。
 ここに来て政治,経営などなど多くの分野でそのような感じを受けるのです。