2013-03-25

シニアこそ深く考えることが必要では

昨今、物事を深く考える人々が少ないように感じるのは私一人でしょうか。

深く考えるとは、多岐にわたる経験や蓄積してこられたことになどに関係付けて考え、推察することではと思っています。

例えば政治の世界のことであれば、過去の政策の中身、その政策を立案しそれを実行した組織、実行結果、歴史的な背景などです。

このように考えると、経験が豊富で、成功や失敗を経験してこられ、しがらみから解放されたシニア層の方々こそ、課題を含む、多くの事柄に深く考えなくてはならない方々だと思うのです。

いかがでしょう。

しかし現実はどうでしょう。

多くの理不尽な事柄を見たり、聞いたり、行動してきたりしてこられたシニアがあまり深く考えない人の代表になっていると仮説を立てるのは一寸言い過ぎでしょうか。

公害問題、原発問題、放射能発散問題、大量農薬使用の問題、・・・に対する発信や、政治的行動が弱いのではと思うのです。

シニアは時間とお金があることから購買層やボランティアを構成するだけでなく、現在わが国が抱えているの問題にもっと積極的に関わることが重要な時期に来ているのではないでしょうか。



2013-03-22

原発事故と食のこと

原発事故が食に大きく影響していることと推察しています。

例えば、スパーなどで野菜や加工食品を購入される多くの方々が、生産地や加工地をご覧になっている姿をよく見受けます。

一方、支援という言葉を後ろ盾にして、それなりの地域の野菜などの購入を促進されている方々も数多くいらっしゃいます。

TVなどでインタービューを受けておられる方々を観ていますと、「おいしい」とか「支援したいから」とか発言されています。

現時点で、どちらがどうの、こうのと言うことは不適切だと思いますが、最近過去の事実から言及しなくてならないのでと感じていることがあります。

それは皆さんも記憶にあると思われる水銀中毒による水俣病のことです。

       http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E4%BF%A3%E7%97%85

この時のことを実際に見聞きした経験はありませんが、ざっくりと言えば、身近な海から魚介類を収穫して生計を立ててこられた方々や周辺の方々が、新鮮でおいしい魚などを食べることを通して水俣病(水銀中毒)になってしまったのです。

大量の水銀を含んいるが、本来の味を保った新鮮な魚などを食べたことによって発症したのです。

水俣病は発症してから10年近くかかって、その原因である水銀中毒が明らかになったのです。

つまり水俣病の場合は、その原因の特定ができなかったのです。

しかし、今回の原発事故による原因は特定されていることであり、放射能のわけです。

この放射性物質は測定すればその存在が分かることになっています。

つまり、「おいしい」からと言うことでは済まされないことになのです。

あまり波風は立てたくはありませんが、将来のリスクを見据えた冷静な行動が必要と考えていますが。

いかがでしょう。