2011-05-31

代替案を話していただけるようにはならないものでしょうか

政治家、テレビのコメンテーターなどの発言を聞いていますと、現在見えていることに対する批評ばかりで、それに対する代替案などが示される場面にあまり遭遇しませんが。

どうしてなのでしょう。

コメンテーターは批判することが使命と考えているので、ああなれば、こう言い、こうなれば、ああ言う、ということなのでしょうが。

しかし、政治家であれば言ったことができる立場なのですから、是非代替案なりをお話していただきたいのです。

あえて言わせていただけば、いままでの与党の方々からは代替案に加えて、いままでの政策で現在問題になっているところに関しては、どのような施策が有効でなかったとか、あの法律がうまく働いていないとか、話していただきたいと思うのですが。

いかがでしょう。

だれが主体になって立法なりが行われたのかわからずに、あたかも現在の政府に責任があるように言われているような場面を見受けますが、冷静に考えてみるとかなり前からの問題であったのではと思われることが多いように感じられます。

もしも批判することが使命とお感じになっておられるコメンテーターの方がいらっしゃるようでしたら、是非この辺りも明確に指摘していただきたいと思うのですが。

いかがでしょうか。

2011-05-30

年齢の高い方々の投票行動が問題?

投票権を持っている方々は人口比で大きな割合を占めている現在、政治の方向付けをしているのはその方々ではないのかと言う仮設が立てられます。

現在の政治情勢、今までの与党の方々が築き上げてこられた現在までの状況の責任の多くは、年齢の高い方々にあるのではないでしょうか。

戦争もご経験されているかもしれません。
戦後のどさくさを知っておられるかもしれません。
学生運動も経験されているかもしれません。
猛烈社員のご経験もあるかもしれません。

多くの経験を積まれたきたはずです。

今までの与党が行ってきたこともよく知っておられるはずです。

ただ現在の与党と野党という枠組みではなく、いままで行われてきた施策のこともよく知っておられるはずです。

今後のわが国の方向付けには是非いままでのご経験を下敷きにされて投票行動していただきたいと思うのですが。

いかがでしょう。

高年齢の方々の投票行動こそ、こらからの日本に重要なものになると考えます。

2011-05-29

何故データが今頃にとか言われていますが

原発事故のデータが28日に「3月11日の地震発生後から同月17日までに測定していた未公表の放射線量データ計1509項目を発表した」と報道されました。

これに対してなぜ今頃に、と言われていますが、冷静に考えれば当然ではないでしょうか。

別に東電に肩入れしているのではありません。

今まで専門家とか言われている方々が最初にコメントしなくてはならないことをしてこなかったことに大きな一因があると考えています。

寅さんではありませんが、「それをいっちゃーおしまいよ」になるかもしれません。

言えば、国民不安を煽り立てることにもなるので、コメントされなかったのかもしれません。

そこはわかりませんが。

データの発表が躊躇されてきたのは、原発事故後の測定系の正常性が確認とれなかったからだと考えます。

あれだけのダメージを受けたプラントのあらゆる測定装置が正常にデータを取れていると考えるのは、技術者であればありえない話です。

手探りでデータを取っていたと前提をおきますと、その信憑性をまず疑うのが技術者の嵯峨だと思うのです。

信憑性の定かにならないデータは発表できないと考えるのが妥当だと思うのです。

では何故今頃発表されてたのかについては、こうです。

多分いろいろなデータからその信憑性が確認できたからでしょう。

そのように考えたいと言うのが、本当の気持ちではありますが。

つまり、このようなことが頻繁に起きている今回の原発事故近傍の報道の件は、3月11日の最初の頃に専門家が測定系および制御系が正常に動作しているのかを言及することなく、正常動作を当たり前のことのように前提にしたコメントをしてきたことに原因があると思いますが。

いかがでしょう。

2011-05-28

学者だけが専門家ではないということ

今回の原発事故に対して、多くの学者の専門家がテレビのコメンテーターとして発言されています。

知見を持っておられる方々としては、学者の方々は適任でしょう。

しかしながら学者の方々の知見の範囲を考えた時、その方々だけの意見を聞いていれば良いのかと感じています。

この問題に対して医師の原田正純氏が5月25日の朝日新聞(朝刊、13面)に、水俣病の経験を踏まえて原発事故に対して、「・・・『何が専門家なのか』があいまいだと言いたい。いわゆる『専門家』(学者)の言うことだけをうのみにすると危ない。魚の専門家とは誰か。大学にもいるだろうが、水俣の海で毎日魚を取って暮らす漁師も専門家です」と言われています。

さらに、水俣病の原因を有機水銀でないと言い続けた専門家の態度に対して、「・・・『あなたがたは素人。俺たちは専門家だから正しい』という風にやってきた」とも述べています。

まさに専門家と言われている方々の専門性を確認した上で、信憑度を計る必要があると思うのです。

原発事故は、原発の原理に対して知見のある方だけが専門家でないと思います。

どちらかと言えば、専門家はプラントの設計・施工にかかわった方であり、原発のオペレーションをされている方々こそ、専門家の中の専門家ではないでしょうか。

原発の原理や、原発のプロトタイプで実験をされてこられた多くの学者(主に大学の)の方々に、福島原発の事故の状況を説明いただいたところで、現実に起こっていることには適切な説明ができると思えません。

しかし、現実にテレビからいろいろなコメントが放送され続けています。

あまりにも収束できないコメントが氾濫しているように思えてなりません。

是非、専門家として学者の方々だけがコメントするのではなく、多方面の知見者からコメントを発信していただきたいと思います。

できればどうしてそのように解釈されるのかを教えていただきたいと思うのですが。

いかがでしょう。

2011-05-23

プライムニュースと「みのもんた」の朝のTBSとの違い

代議士が出てきて討論するような番組が、地上波のTV番組には、日曜の朝のNHK、TBSのみのもんたの朝ずば、フジテレビの日曜の朝の番組、同じく日曜朝のテレ朝などがあります。

BSではBSフジのプライムニュースなどがあります。

これらの番組を観ていて、プライムニュースの質の高さに感激しています。

理由はこうです。

代議士がでてきてはいるのですが、話の内容が他の他の番組と異なるからです。

他の番組では討論といってはいますが、放送されている内容は自分の党の主張をただただ繰り返しているだけです。

それに対してプライムニュースでは自分の意見を入れているように話されるのです。

「朝ずば」でよく見せられる代議士間で言い合うような場面はないのです。

言い合っていることが駄目だと思うのではなく、話合いの姿勢ができていないと感じるからです。

討論は自分の主張を正しいからと言って言い続けることではないのではないでしょうか。

正しさは自分だけでなく、他の意見にもあると思うのです。

例えば、自分はきずきが及ばなかったこととか、知らなかった視点であったり、するはずです。

このようなことが微塵も感じられない討論なんて、観るに値しないと感じてしまうのです。

共に気付きがあり、いままで考えも及ばなかったことが話されるようになっていく討論であって欲しいのです。

このような討論がテレビだけでなく、いろいろなところで行われていますが、是非是正して行っていただきたいと思います。

いかがでしょう。

プライムニュースの話の進行は他の番組にない様相と感じます。

いかがでしょうか。

2011-05-17

震災後原発の測定系及び制御系はどのような状態だったのでしょうか

3.11以来、原発の専門家という方々から説明を受けてきましたが、この間、測定系及び制御系はどのような状態だったのかとか、どのように推定されるのかと言ったお話も無しに、講談ではありませんが、あたかも見てきたような説明がありました。

しかし、その専門家からは原発の計測系がどのようになっているか分らないとの前提無しに、あたかも正常に数値が得られていることを前提にお話があったと思います。

このようなことがこの2ヶ月行われてきて、メルトダウンとの報道には一寸あきれます。

何故かといえば、震災後原発の測定系なり、制御系なりがどの程度か予測されていれば、この2ヶ月説明されてこられたことが、どの程度信憑性があることなのか理解できるからです。

逆に言えば、測定系は正常という暗黙の前提の元で、現象(爆発とか汚染水など)
が説明されてきたと思うのです。

専門家であれば、現象を説明する前に出された数値の測定条件を明らかにすることが必要だったはずです。

論文でも掲載された数値だけを鵜呑みにせずに、その数値が出てきた測定条件なり、測定した装置を確認するのが常識だと思うのです。

どうもこの2ヶ月、専門家にしてやられたとの感じをいだきます。

いかがでしょう。

どなたかがコメントされていましたが、どうも原発は科学ではなく、イデオロギーが支配しているようです。

2011-05-12

節電の前に東京電力の電力料金の仕組みを知った方がよさそうです

原発停止に関していろいろなことが発信されています。

電力不足に対しては日々節約が叫ばれています。

確かに原発が停止されれば発電量も減少すると予想できます。

減少すれば不測も予測できます。

しかし、単純にそのように考えて妥当なのだろうかと思わせる講演の映像がインターネットで流されています。

田中優氏の講演です。
 http://www.ustream.tv/recorded/14146884

どうも東京電力の料金にそのヒントがあるようです。

大口顧客、つまり業務・産業用の料金体系に使えば使うほど料金が安くなる仕組みが組込まれているようです。

ここの6,7ページに家庭と業務用、産業用の料金比較が出ています。
 http://eneken.ieej.or.jp/data/pdf/416.pdf

家庭用は単価が高く、利用料金は使用量に関係なく一定ですが、
大口顧客(業務用、産業用)に対しては単価は家庭用の20%弱安くなっており、さらに使用量が多くなればなるほど安くなり約40%下がるような料金体系になっています。

つまり大口顧客には節電するインセンティブが働かない仕組みになっているのです。

家庭での節約も必要ですが、どうも大口顧客が節約してくれる方が節電には効き目がありそうです。

ここには平成22年度の東京電力の各種統計情報が掲載されています。
http://www.tepco.co.jp/company/corp-com/annai/shiryou/suuhyou/pdf/suh-all-j.pdf

ご参考まで。

このような電力状況を冷静に眺めると、原発の停止は電量不足もさることながらよ、雇用がより問題ではと思いはじめました。

いかかでしょう。

2011-05-11

よく地位が器をつくるなどと言われていましたが

よく必ずしも器でない方がしかるべき地位につくと、地位が器をつくるなどど言われた時代がありましたが、最近の首相はいかがだったいでしょう。

前の与党の最近の3名の方々、および現在与党の2名の方々ですが。

どうもこの5代の方々には、その言葉が当てはまらないと感じていますが、いかがでしょうか。

多くの方々が1年近く首相になっていたにもかかわらず、首相の器になっていないように思うのです。

何故なのかと疑問が浮かびます。

勿論、器などという抽象的なもので人物をみることは暴論かもしれません。

しかしながら、首相としての判断なり、言葉なりが、らしく感じられないのです。

そこで仮設を立ててみたいと思います。

首相になると他の方の意見で、自分の考えなりを揺すってみることがないからではないでしょうか。

つまり、自分の意見を言い張り続けることを日常茶飯事に行っているからではないでしょうか。

勿論政党の党首でもありますから、他の方の意見で根拠なく主張が変わるのも変であることはあるでしょう。

しかし、自分らの主張するものが現在の状況に適合しない場合も多々あるはずです。

このような状況でも、今までの主張を言い張りつづけることが自己変革できない、つまり器になれないのではないでしょうか。

是非この辺りのことをどなたか発信してみていただけないでしょうか。

2011-05-09

話合いの姿勢・再考

話合いをTVなどの討論会などで観ていますと、一寸違和感を感じるのは私一人でしょうか。

違和感を感じることは、自分の主張なり、言いたいことを、ただただ話し続け、たの方々が何を言おうと、同じ主張を言い続ける場面を観ることです。

特に代議士の方々が出ている番組ではそのままのように感じます。

代議士は党のメッセンジャーとして出演されているのでと、言われるかもしれません。

確かにそう指摘されると反論は困難です。

しかしながら度々このような話合いを見せられると、疑問が出てきます。

また、自分が何か主張する時に、自分の考え方の方が正しいとか、妥当だとか、思っていなかいか。

勝ちたいとかいう気持ちがないか、と自問もし始めました。

主張する時は自分の考えなりが妥当と思っていると思います。

そして、反論なり、他面からの主張を聞いた場合、よく聞く姿勢をとらずに、ただそれより自分の考えのほうが正しいと確信してしまっていたのではとも感じます。

冷静に考えると、他の方々の意見には、自分が知らないことから考えたことや、自分が気が付かなかったことからの意見だったり、思いもよらないことが多々あったと思います。

つまり、自分の考えだけでは妥当な考えに到達できない場面が数多くあるのだと思い始めています。

話合いなりは、他の方々の意見を聞き、考え、自分の考えを洗練させていくプロセスであると思うのです。

いかがでしょう。

このように考えると、現在の政治の世界で行われている話合いは何なのだろうと、つくずく感じてしまうこの頃です。

2011-05-06

現在の与党の方々にお伝えしたいこと

毎日与党は叩かれています。モットモと感じていますが。

期待していることと遠く離れたことが日々行われているからだと思うのですが。

つまり、しっかりやるべきことを、していないからです。

勿論やりたくても法律の新設や改定が必要なものはできないことは分かっています。

ですから、先ずやるべきことに対して姿勢を示すべきだと思うのです。

「これがやりたい。しかしながらこれに対しては、しかじかの法律の制定が必要である」

とかの宣言です。

さらに
「やりたいことの一部で些細なことだが、これこれは是正できる」
と言って、与党なり、首相の判断でできることを、さっさとやることだと思うのです。

何故新しい与党が選ばれたかと言えば、いままでの与党がやってきたことを是正してもらいたいからでしょう。

昨日の報道でも、沖縄駐留米軍のグアム移転問題での費用の日本の支出割合を59%にするための米側の負担分の10億ドルを水増しし、後日米側がその10億ドルが不要なので減額したいとの申入れに対して、前の与党の方々が割合の変更を国会答弁しなくてならないとの理由でそれを拒否したと指摘されています。

このようなことが多々あったのでしょう。

原発問題でも使用済み燃料はいつまでも冷却し続けなくてはならないなんて知らされてこなかったのではないでしょうか。

これも前の与党の判断です。

このように前の与党の方々が行ってきたことは正す必要があると思うのです。
政権が変わってから以降、そのような思い切った判断なり、実行が行われたとの実感がないのです。

是非気付いて下さい。

そして今までの与党の方々が行ってきたことを、できるところから是正して下さい。

法律の新設や改定を必要でないところから。