2009-01-31

官僚へは法律が大事

憲法に公務員は法に従わなくてはならない趣旨のことが記載されています。

個々の官僚があたかも悪いような報道がありますが,彼らは法律に従って行動しているのです。

法律に反する行動は許されていないのです。

つまり,現在のような法律を制定してきた責任の大きな与党にあるのです。

法律は国会が制定するので,国民が制定していると法学者は言われるでしょうが,実態は数の多い与党と官僚が案を作って,制定してきているのです。

このあたりのことを前提に考えなければ,実態を捉えることができないのではないでしょうか。

このように考えますと,官僚を槍玉に上げるのではなく,法律を作ることです。

勿論今回のように軋轢はあるでしょう。

しかし,法律を新たに作ることで防止できる可能性があることを頭の片隅にでも入れておいて下さい。

何か変わると思いますが。

2009-01-28

法律のオンブズマンが必要では

昨日もフグ調理といった,法律の不備も一因と思われる事件がありましたが。

食の安全に関する法律には,刑罰があまりにも軽すぎる(無いものもあるそうですが)ものが多すぎるように感じます。

法律の原型は明治時代に作られ,現在まで継ぎ足しで継続して来ているとも聞いています。

憲法改訂の話ばかりが取り上げられることが多いですが,その前に,刑法や食に関する法律などの見直しが必要ではないでしょうか。

この辺りのことは国家公務員に準じる立場の弁護士などの法律家は批評できないと聞いておりますが,法律学者の方々はどのような立場にあるのでしょうか。

現役の法律家が批判できないのであれば,オンブズマンのような立場を創り,現行の法律の評価をすべき時期に来てるのではないでしょうか。

公務員に関する法律,例えば官舎の法律なども,も対象にするのです。

現在,こらからの時代に合うように手を入れていくことが必要と思うのです。

いかがでしょうか。

蛇足ですが,この辺りの維持管理を適切に実行してこなかった長期政権の与党とそれを支えてきました官僚にも大きな責任があると思うのですが。

2009-01-25

政権交代には政策論が重要との見解がありますが

政権を選択するには政策がどのようなものかを比較できるようなことが必要との見解がありますが,そうなのでしょうか。

このような政治状況を造り上げてきたことが,長年変わることなく与党が握ってきたことによると仮説を立てられるとしたらで,政策を戦わすことを求める前に,この政治状況を是正するにはどのようなことが必要かを考えることが重要ではないのでしょうか。

政策論を戦わすべきとのコメントを出しておられるコメンテーターの方々は,是正があまり協調されていないように感じるからです。

現在の状況を造り上げてきた政治的判断はなんだったのか,何が重要視され,何が無視され続けてきたかをまじまじと見つめることが必要ではないでしょうか。

このことを断絶することなく,政策論を形而上学的に戦わせたとしても,是非された政治状況を築き上げて行くことは不可能ではないでしょうか。

是正のための考え方があり,それを下部構造として政策論が展開することが重要だと思うのですが。

いかがでしょうか。

2009-01-23

予算のロングテールの政治的判断が必要では

200億円規模の福祉予算が切られている現状を見ると,ビジネスの世界でいう上位10位または規模の大きなものをウオッチする予算評価の方法は考え直すことが必要な時期に来ているのではないでしょうか。

外郭団体の予算もそのようなことに当るのでしょう。

一つ一つはそれなりの規模の予算ではありますが,まとめてみれば,例えば2兆円などになっているからです。

大きな規模の予算に対してはマスコミをはじめ多くの方が取り上げますが,あまり多くない予算のものは軽く扱われているように思えてなりません。

最初の例に上げたような200億円規模の予算でも大きく社会に影響するものがあるのです。

この規模のものに政治的判断が必要と思うのです。

大きな予算のものにも政治的判断が行われていない現状からは,それなりの予算のものに政治的判断が行われることは期待できないでしょう。

しかし,重要な予算がそれなりの規模で存在していることを考えますと,いまブームになっているロングテールになっている予算の項目をよく見て,政治的に判断すべきではないのではと思うようになってきました。

ロングテールの予算にも目を通すことが重要と思うのですが。

いかがでしょうか。

2009-01-22

派遣業者が大きくなる構図に疑問が

派遣を生業にしている企業が大きな会社に成る構図はいかがなものでしょう。

一昔前なら,「搾取」という言葉が使われていたでしょう。

しかし昨今は,どこのマスコミもそのような言葉は使用していないのではないでしょうか。

確かにそのような言葉で表現してみたところで何も解決策などは見えてきません。

そうは言っても現状はそのような言葉で表されることが行われて来ているからこそ,派遣業務の会社の規模が大きくなっていると考えることは誤った見方なのでしょうか。

派遣切りを行っている会社が槍玉にあがっていますが,それだけでいいのでしょうか。

派遣を受け入れている会社は利益を蓄積してきているのだから,それを吐き出しても雇用を,と言われていることを考えますと,そのことは派遣会社にも言えることではないでしょうか。

この利益を吐き出すということで言えば,派遣会社こそ言われなくてはならないことではないでようか。

かれらこそ利益を蓄積してきているはずですし,そうであるからこそ成長してきたはずです。

このことを見過ごしての派遣問題の解決の糸口はないと思うのですが。

いががでしょか。

2009-01-14

脱藩することではなく自己否定することです

与党の党派から出て行く代議士が出てきましたが,現在行わなくてはならないのは政策の無策さをいうことではなく,与党が長年構築してきたわが国枠組みに対する追求ではないでしょうか。

そのためには,自己否定も必要ではないでしょうか。

自己否定といっても個人の否定を言っているのではありません。

党派としての自己否定です。

今回の代議士の場合でも,自ら所属してきたことによってこのような国にしてきた責任の一旦はあるがずです。

お父さんもかもしれませんが。

そのことを棚にあげての発言は何か合点がいきません。

このことは若手の代議士,大阪の長,宮崎の長にもいえます。

現在の与党指示を表明している若手にはそのような視点がかけていると仮説を立てるのは間違いでしょうか。

今まで培ってきたわが国のこの有様はの責任は,長年官僚にぶん投げて来たツケだと思うのですが。

いかがでしょうか。

今行わなくてはならないことは,与党の近傍にいる方々の自己否定であり,党派を離れての活動だと思うのですが。

他の党を造って,他の党に入ってではないと思うのですが。

2009-01-09

官僚の方はしかるべき年数立候補資格を停止するのは

現在のわが国の枠組みは長年政権についていた与党が造り上げたものと捉えるのは考えすぎでしょうか。


官僚の汚職,食の偽装に対する処罰の軽さ,製造者まで拡張して派遣法の制定などなどあげるときりがありませんが。

この原因には多くのものがあると思いますが,官僚出身の代議士が多くなっていることに起因していることもあるとの仮説はいかがでしょうか。

官僚,例えば財務省出身であれば,代議士になった場合,元の同僚や後輩などがおり,政策の実行には与党の意思なりが多く反映されるのではないでしょうか。

子会社に出た社長のケースを考えればよく分かるのではないでしょうか。

もとの会社の同僚や関係者には話がよく通じるはずです。

このようなことが与党と官僚の関係にも存在すると思うのは,思い過ぎでしょうか。

一方,官僚のトップになるには与党の関心を引くことが必要のなずです。

つまりトップの官僚と与党の代議士は仲間なのでしょう。

このように考えると,官僚の天下り禁止と同様に,代議士への転進も,退職後10年とかは転進できないような制度が必要ではないでしょうか。

社会保険庁の問題などでなかなか解決できないことがらを,そのような枠組みで考えると理解が促進されるように思うのですが。

いかがでしょうか。

2009-01-05

与党の若手が理解できないこと

与党に若手と称する方々が「自党の改革」を訴えていますが。

現在のような,官僚の状況や,道路などへのお金の使いすぎや,食品などの偽装への対処の甘さなどは,まさに長年支配してきた与党が造り上げてきた事柄ということを意識して発言している方々がいらっしゃらないのはないでしょうか。

優秀な官僚の御輿の上にいた方々が与党の先輩たちであったのでしょう。

そして現在の若手の方々はそのことを意識することなく,自党の改革を言っているということを考えて見ていただきたいと思うのですが,いかがでしょう。

このまま継続すれば,たとえ改革を訴えてとしても,いままでの理解に苦しむ事柄がただただ継続されるだけでしょう。

この継続こそ,いままでの元凶なのだと思うのです。

確かに変わるためには政策論争が必要との見解も出されています。

しかし,現在の状況はそのようなことではないと思うのです。

継続されてきたことによって,暗黙のうちに是正する必要のない事柄のように受け止められてきているのでしょう。

このような構造を切るためには,まさに変えることしかないと思うのですが。

いかがでしょうか。