よく日本のロボット技術は世界一とか言っている人がいらっしゃるが本当なのだろうか?
ロボット言えば3.11で事故を起こした原発で、最初に活躍したのは外国のロボットだった。
福島の原発の事故現場で我が国のロボットは行方不明になった。
ここでまた首をかしげることが報道された。
今回の御嶽山の噴火の報道の中で、「火口付近に地震計があるとよかったが、危険で設置できなかった。設置したとしてもメンテが大変なので・・・・・」とのこと。
聞いていて、3.11の時と同じような感じを抱いた。
災害現場で活躍するロボットなどと言っていながら、火口への設置とメンテができるロボットはどこにあるのかと言うことだ。
研究での世界一は、必ずしも製品としての世界一でないことを研究者には認識していただきたいのだ。
掃除ロボットだって外国製品がマーケットシェアでトップであることの実感は一般人は持っていると想像できる。
現場のない工学の研究成果は、正常系のプログラムfだけを作って発表できるが、製品にするには、正常系のプログラムの3倍以上の規模と言われる異常系のプログラムの作成が必要となるのが常識になっている。
異常系の設計にはフィールド、ロボットが使われる場の設定が必要となるのだ。
つまり御岳山の火口で活躍できるロボットならまさに火口での現場試験が必要となるのが常識だ。
災害時に活躍できると言っても現場を設定したプログラムが設計・作成されていなければ真に活躍できると言ってほしくない。
いかがでしょう。
なんか災害用ロボットの紹介があるたびに感じていることなのだが。