今回の豊洲問題を考えると、都の有識者会議から再考することが必要ではと思うのです。
その理由は、自分の経験から感じていることがあるからです。
以前、公募市民委員として地方自治体の有識者会議に出席したことがあり、その時のメンバーには大学の先生、労組の委員長、地区会長などがいらっしゃいました。
内容もさることながら、その委員会の進行が問題だと思いました。
最も問題に感じたことは、大学の先生が自分の意見なりを、自分で作成した資料でプレゼンしないことでした。
事務局の行政の担当者が作成した提出書類に口頭で意見を言うだけなのです。
それも核心を突くような学者としての意見ではなく、通り一辺倒のことです。
座長になっている大学の先生もです。
あまりにもひどい会議進行なので、あきれるよりも、こんな有識者会議がそこ、ここで行われいるのだろうかと感じた次第です。
今回の問題は有識者会議の結論をどうのこうのと、それ以外のところに押し付けるような結果で終わりそうですが、それでは駄目ではと感じるのは私一人でしょうか。
有識者会議の進行はどのように行われ、結論の実施がどのように行われるのか、フォローすることを、どのような歯止め策で行うのかまで審議されたのだろうと思っております。
今回の問題は、有識者が資料も作らず、事務方の行政の職員が作成した資料を追認するような有識者会議も含めて言及しなければならないと思うのですが。
いかがでしょう。
いろいろな有識者会議に出たことのある方からの情報発信を期待いたします。
よろしくお願いいたします。