2010-10-25

リーダーに望まれるもの

現在のわが国の指導者に望まれるものがあると言われています。

それは『構想力』です。

例えば、今までのことを踏まえて将来のことを考える力です。

今まで原料を輸入し、製品を製造して利益を得てきたビジネスモデルは今や去らなくてはならないものになりつつあるのではないでしょうか。

このような現状を踏まえて、これからのビジネスモデルを考え出すことも構想力でしょう。

今まさにこのことが望まれているのだと思います。

一寸遅すぎの感はしますが、しょうがないでしょう。

確かに構想力なるものが必要と感じます。

しかしわが国でこの考えが大きくクローズアップするでしょうか。

つまり、構想力なるものが国民の間に理解され、重要な能力だと意識されるかです。

教育の現場でも求められたことがなく、たとえ構想力の芽を持った人材がいたとしても、その能力なりが評価されない土壌では、育て上げることはできず、さらに気付かれることもないのではないでしょうか。

今後のわが国の指導者に構想力が必要なことが実感されたとしても、今まで優秀な人材と評価してきた基準を見直し、他のものに置き換えない限り、構想力なるものを持った人材の発掘は困難と思うのですが。

いかがでしょうか。

構想力を望むことと同時に、構想力なるものを学科の点数による評価以上のものとして評価する環境が整わない限り、構想力をもった指導者はわが国から輩出することはないと感じるのですが。