量販店の記事を読んでいる、と最近はテレビが売れなくなり、不振とのことが出てきます。
それは確かに、地デジへの変換の時期に買われ、それ以降は需要がなくなってきたからでしょう。
そればかりでしょうか。
最近のテレビ番組に対して、周りにいるシニアクラスの方々に意見を伺うと、つまらない番組ばかりで観る物がないと、と返ってきます。
わが国の人口比がシニアクラスに傾き始めてきている現状を考えると、シニアクラスの方々が観るようなものがないとのテレビに対する意見が出ること自身、一寸腑に落ちないと考えるのは私一人でしょうか。
シニアが増えることはずっと以前から分ってきたことであり、テレビ番組を企画されている方々も承知のことだと思うのです。
それなのに観る物がないと言わせてしまう昨今の有様は考えられません。
このような現状では2台目、3台目のテレビの需要はないように思うのです。
従来のアナログテレビの時代は、各家庭には各部屋部屋に大きさの異なるテレビが鎮座していたと思うのです。
このようなことは現在のような番組では起きないと思うのです。
つまりテレビが売れないと原因の一つにシニアに的を合わせた番組がないからだと思うのです。
テレビの周辺で多くのマーケットリサーチの研究者なりがいると思われることを考えると、どうしてこんなふうになっているのか理解に苦しみます。
いかがでしょう。
テレビが売れないと嘆く前に、番組の現状をよく考えるべきと考えるのですが。
いかがでしょう。