それは明治維新に遡ってのことです。
仮説は、江戸時代から明治維新になる際に官僚の報酬が異常に高く設定されていたのではというものです。
さらに、そのような報酬制度が現在の官僚の給与に反映されてるのではということです。
理由は、江戸時代から明治維新のときのことを扱っている新書などや、伝記などの書籍を読んでいて感じたからです。
ある本では、一般的な下級武士の給与が現在の価値で200万円程度であったとき、明治維新の時代の海軍の給与が2000万円、つまり10倍であったと書かれています。
また、ある伝記では大名は廃藩置県後の知事に任命され、それなりの給与が支払われ、明治維新の官僚はそれを上回る給与を受けていたとあります。
庶民から考えれば、知事になった大名の給与をこえる金額であったわけですから多額であることが推察できます。
これにはさらに驚くべきことがあるのです。
明治維新の歴史に出てくるような名前の上位の官僚はほとんどが貧しい下級武士の出身なのです。
貧しいとう形容詞は本に書いてある表現で、あたらに加えたことではありません。
このようなことが実態と考えられます。
明治維新はきれいごとのように書かれた書物が多いと感じておりますが、実態は下級武士がお手盛りで大名の処遇以上の給与を得ていたと思うのです。
これを下敷きに考えますと、明治時代からこのかた、官僚の給与は庶民からは分らない程度の金額であったと推察されます。
今後それを支えてきた給与に関する法律を確認することが必要と感じていますが、いかがでしょう。
どなたかこの辺りのことを調べておられる方がいらっしゃったら是非情報発信いただきたいのですが。
いかがでしょうか。