先日の番組『、NHK BS プレミアム「ぐるっとインドシナ半島3000キロ 豊かさと悲しみの大地をゆく」』の中で、ベトナムは中国、フランスに占領されたことがあるとの解説がありました。
事実はさらに1940年代にフランスに代わって占領した時代があり、悲惨な足跡は、例えば、吉沢 南氏の「私たちの中のアジアの戦争 仏領インドシナの「日本人」」に詳細に書かれています。
多くのベトナム人の餓死を誘発したのは、わが国の占領が大きく起因しているのです。
この現状を無視してNHKの番組内では中国とフランスだけを言及して、わが国のことは言及しなかったのです。
たった一言「占領を終了し撤退する日本軍」との解説と敗戦後の日本軍の撤退の映像を5秒程度挿入しておきながら、フランスに代わって占領していた時期があったことを無視したのです。
あまりにもアジアの国々へ行ってきたことに対する歴史的事実を踏みにじってはいないでしょうか。
わが国の現代史を専攻されている方々はどのように観られたでしょうか。
また政治に携わっている方々、特に若手の方々に事実を知っていただきたいと思うのですが。
いかがでしょう。
与党の若手の方々に申し上げたいと思います。
もっとアジアの国々に与えてきた行為を真正面から見つめてもらいたいのです。
そして、これからも同じようなことが行われない政が行われるようにしていただきたいのです。