毎日、「デザインまた「酷似」」ということが出ています。
彼はそういうデザイナーなのだと思った方がよさそうに思います。
完全に同じものでなければオリジナルだと、お考えなのではないでしょうか。
確かに特許で、既知の技術なる手法を組み合わせて、既知ではない新しい効果なりが出る発明は、新しい発明とされることがあります。
新しい効果が必要は必要ですが。
デザインもそのように考えておられるのではないでしょうか。
そう考えた場合、デザイン分野でのオリジナリティーをどのようにお考えになっておられるのか、一度訊かれることが必要と思うのですが。
いかがでしょう。
この辺りが少し違うのではないでしょうか。
もしもデザインの世界のオリジナリティーの考え方が、完全コピーでなければ、オリジナリティーがあると考えるとしたら、あり得ないことだと思うのです。
更に自分で新たに考えたものと同じようなもの(類似、酷似)が既に存在した場合の考え方ですが。
オリジナリティーはあったにしろ、似ていて二番煎じになってしまった場合に、彼の世界ではどう考えるかです。
知財的に考えると、二番煎じ的なものは独創性はないものと扱われます。
つまりオリジナリティー性はないもののように扱われるのです。
この辺りが彼の、いや今回の審査会のメンバーの考え方に、乖離があるのではないでしょうか。
審査員はとても立派な足跡を持っておられる方々であり、デザイン界の長老達や中堅の精鋭達です。
彼らが、彼が真似はしていないとの発言に同意していることは、この辺りが知財の常識と異なるのではないでしょうか。
もしもこのような考え方であれば、この世界は公知になっている作品と似ていても、関係ないと考えているとしか思えません。
この辺りが問題だと思うのですが。
いかがでしょう。
問題にすべきだと思うのですが。
一方、彼は多摩美大の教授でもありますから、講義の中で、デザインにおけるオリジナリティーをそのように、つまり彼が実践しているようなことのように教えているのではと思ってしまいます。
講義を受けておられる、おられた方々はどのように聴かれておられるのか、発信していただきたいと思うのですが。