2008-01-22

真の政策策定の可能性を求めて

今,ガソリンの暫定是率の話や,地方自治体での税収のありかたなどが注目を集めていますが,わが国に必要な施策はどのようなものか現在の政治に依存することなく策定して欲しいものです。

以前に中間層の官僚の方と話す機会がありましたが,その時は大局観のある意見をお持ちになっていると感じました。

しかしその大局観に裏打ちされた施策が政治の中で実行されているとは思えません。

それらはどこに行ってしまったのでしょうか。

このことに対して,次のような仮説は立てられないでしょうか。

施策提案を与党に行うトップに近づくにしたがって,与党よりの意見に集約され,大局観のある施策が希薄になって行ってしまうのではないでしょうか。

与党が長年変わらずにいるわけですから,トップ周辺には与党に近い意見を持っている人材が配置されてしまうのではないでしょうか。

大局観があり真に有効な施策が策定され,実行される可能性をもとめるなら,与党の価値観に左右されずに官僚の力量が発揮でき,あるべき姿をもとめた施策が策定できる環境を早期に整えることが必須と考えますが,いかがでしょか。