毎日,親族などを殺める事件や飲酒運転などが同時に複数報道されています。
どこのTV局の報道も『ありのままに真実を伝える』との姿勢からか,的確なコメントも加えず報道されています。
真実の垂れ流し状態ではないでしょうか。
30数年ほど昔,マスコミ論の論陣だった方々がこの辺りのことを議論していたことを思い出します。
今その方々はどこにいったのでしょうか。
真実を報道するということと,どのように報道すれば抑止されるのかは異なる軸だとは思いますが,これだけ同じ内容の報道が同一局で早朝から3時間程度の間に10回以上繰り返し報道されているのを目の当たりにしている今日,何か新しい報道の試みがあってしかるべきではと思うのは私だけでしょうか。
『垂れ流し』が真実だとしたら,類似の事件の裁判結果を真実の情報として流すもの手ではないでしょうか。
全ての抑止に有効とは考えてはいません。
多分2,3割以下でしょう。
しかし,もしも効果が出ればと思えてなりません。
刑が軽いか,重いかも考える契機にもなるのではないでしょうか。
今こそ『マスコミ論』を専門にされる学者の方々からの新しい報道の仕方の提示を望みたいとおもいますが,いかがでしょうか。