国債の利払い費は,予算上では「国債費」というかたちで計上され,支出全体に占める割合は23.5%になっているようです。
すごい割合です。
つまり予算は税などの収入の76.5%だけが使える金額なのです。
このような事態を招いたのは,長年とどまってきた与党と,与党を支えてきた官僚です。
このような収支であることを知りながら,政治的な判断をしてこなっかたのでしょう。
その前に,官僚は予算を立てるプロなのですから,そのことはよく知っているはずです。
それなのに道路や,空港や,外郭団体で無駄を省くことを意識すること無いと思わざるを得ないお金の使い方をしているのは何故なのでしょうか。
前述したような利払いの状態を意識すれば,無駄をしない予算の立て方をするのが常識ではないのでしょうか。
もしも官僚がそのような行為をしているとするなら,大臣なりの与党の方が政治的に対応して,抑制すべきではないでしょうか。
しかし現状はそのようなことが行われてこなかったことがありありとしたものでしょう。
つまり,与党と官僚とが同じ視点でお金が使われてきたとの仮説を立てざるを得ません。
いかにも官僚だけが悪者にされていますが,与党が政治的な判断をしてこなかったことの方が問題ではないでしょうか。
ここで改めて考えることが必要な時期に来ているのではないでしょうか。
23.5%もの年度予算が利払いに使われるようになってしまった責任はどこにあり,だれがその責任を取らなくてはいけないかを。