スパコン、テレビ塔と最近の話題に『世界一』を誇るような風潮の話題がマスコミで報道されています。
『世界一』が何なのでしょう。
「スパコン」が予算の事業仕分けで削減され、多くの科学者が反対のような意向を示しています。
確かに何か貢献できることはあるでしょう。
しかし、予算規模に相当する効果があるのでしょうか。
少し頭を冷やして冷静に受け止めていただきたいと思うのですが。
ハードウェアの開発競争は現在あまり意味をなしていないと思うのです。
コンピュータの高速化の方法はパソコンを多数接続する方法が主流であり、スパコンとしてのハードウェア化ではないのです。
科学者なら当然知っておられることです。
それにハードの高速化を推進しても世界に貢献できることはとても少ないのです。
これだけスパコンにお金をかけていますが、コピュータの世界でわが国が貢献している新技術があまりにも少ないのが現状です。
科学評論家の皆さんに是非情報発信いただきたいと思います。
それから、このスパコン分野の産業は裾野は小さいと思います。
スパコン研究に多額のお金をつぎ込むくらいなら、高速処理技術を実現する複合パソコンをスパコン相当の速度で処理できるソフトウェアの研究に予算をつけることの方がわが国、世界に貢献できると思います。
是非、世界一にこだわらないでいただきたいものです。