農業や製造業などへの若者ばなれが話題にされていますが、参考になることの一つに看護師の世界があるのではないでしょうか。
医師の世界と同様に、看護師お子さんが同じ看護師になられている場合が数多く見受けられるのではないでしょうか。
そうは言っても、医師の場合と一寸場合が異なるのではと思うことがあります。
まず処遇です。
そう言っては申し訳ありませんが、それほど優遇されているとは思えません。
さらに職場環境もそれほど良いとは思えません。
つまり職業としては、客観的には、あまりなり手がいないような環境と思うのです。
しかし、意外と言うと語弊がありますが、親の職業の大変さを知っている看護師のお子さんがまた看護師を職業に選択しているケースが多いのではないでしょうか。
ここに何かヒントがあるように感じるのです。
多くの方からお話を聞い経験からは、「「ありがとう」と感謝される言葉がうれしい」とのことから看護師を続けられているとのことでした。
そのように考えると、若者離れがある農業や製造業ではあまり感謝されると言った場面があまり意識されないのではないでしょうか。
昔はご飯を残すと「お百姓さんに申し訳ないから残してはいけません」と言われた記憶があります。
これは感謝の気持ちではないのかも知れませんが、現在ではこのようなこともあまり言われていると思えません。
何が必ずしもよい処遇でない職種の看護師が選択されているのかを明らかにする中で、嫌われている職種への若者復帰のヒントを探すべきではと思うのですが。
いかがでしょう。