よく調理人を育てるためには、他人の作る良い料理を食べる経験を積ませることも必要のようですが、今回の柔道の結果を見ていると何か外国選手の戦い方なりをよく観ていないのでは感じてしまいます。
一方、国際大会に参加しているから観ているのではと思ってはいますが、意外と観ていないのではないでしょうか。
観察する機会としてです。
今回の大会をTVで観ている限り、その機会は無いように推察されます。
どの位の力で柔道着をつかまれるのかとか、引き付けはどの程度などかは、対戦しなければわからないでしょう。
しかし、戦い方などの戦略は対戦の中だけでなく、観戦でも感じられるはずです。
是非、これからの選手の育成には、問題意識を持たせ、国際大会を観戦させる機会を用意することをしていただきたいと思うのは私一人でしょうか。
また、指導者は「引き締めて」とか「力を出し切って」などといった抽象的で具体的な戦術に展開できない曖昧な言葉ではだめだと感じていただきたいと思うのですが。
いかがでしょうか。