国家公務員の問題ばかりが報道されていますが,それを助長してきたのは政治ではないでしょうか。
政治と言ってしまうと誰の責任なのか分からなくなってしまうのですが。
政治家なり,大臣なりでしょうか。
国家公務員,特に高位の官僚の人事は政治がからみ,その長は大臣なりであったはずです。
また口を挟むところとしては,与党の代議士でしょう。
つまり,政治が牛耳っていると考えるのが妥当でしょう。
いかにも官僚だけが槍玉にあがっていますが,本当にそこだけが問題なのでしょうか。
どちらかと言えば,政治の方に問題があったのではないでしょうか。
いろいろな問題を放置したり,利益を優先して判断したり,政治に問題があったツケが今顕在化して来ているのではないでしょうか。
このように考えると,大臣の役割とは何なのかと考えさせられてしまいます。
何かはっきりしていないのではないでしょうか。
実務は官僚が検討し,実践しているわけですから,大臣は何をする人なのでしょうか。
いままさに,この役割を明確にして,その役割に応えられる人材を発掘することだと思うのですが,いかがでしょうか。