2008-08-16

北京の柔道競技の結果から考える

なんと男子柔道の獲得メダルは2個との報道。
驚くばかりの結果です。

内容も完敗でした。

まさにわが国の現状を反映しているように思えてなりません。

ドメスティック競技の一つではないでしょうか。

つまり,ルールは国際で,わが国の行っているスポーツは国内の技で勝負しているように感じるのです。

今回の結果だけではありませんが,この所をよく考えないといけないのではないでしょうか。

ルールが国際的なものであれば,勝負に勝つためにはそのルールに合った戦略が必要なはずです。

しかし,そのような対応が行われていないのではないでしょうか。

男子の結果はそのことを如実に表しているように思えてなりません。

指導者もそのことに気付いていないのではないでしょうか。

もしも報道されているように「一本勝ち」を柔道と考えているのなら,ルールを変えることが先決です。

ルールを今のままで,点数を重ねての柔道は・・・・と言っても始まらないはずです。

一本勝ちでなければ勝負がつかないルールを打ち立てるべきです。

指導者はその役割を果たす必要があります。

例えば,レスリングのように,上半身と立ち技だけのスタイルと,下半身も入れた立ち技だけのスタイルやフリーのスタイルなどをルールに設ける方法です。

そして,国内では一本勝ちで勝負がつくルールとフリーのルールだけで競技を行い,国際的は他のルールも許容して行くのです。

このような抜本的な対処が必要な時期に来ているのではないでしょうか。

JUDOUが国際的な競技であれが,柔道を国内的な競技にして伝統を残すべきです。

柔道は相撲のような形態で残すのです。

しかし,JUDOUを行う場合には複数のルールからなるスタイルをわが国から提案して柔道本来の面白さも残せるようにして行くべきと考えますが。

いかがでしょうか。