2008-08-13

役割と責任を明確にした枠組みの再構築を

汚職,税金の無駄使い,偽装など問題が噴出している昨今,政策や法律などを策定している官僚,大臣などの責任に相当することに言及する機会が増えてきています。

いまこそ,担当責任者とその長の役割と責任を明確にした枠組みを構築し直す時期ではないでしょうか。

この部分を曖昧にしたまま物事を判断していても,間違わない判断は期待できないのではないでしょうか。

報酬の問題もからんでくると思います。

偉い地位にあるから報酬が高くあるのではなく,責任が重く,責任をとるリスクがあるから高いと考える,考え方があります。

しかし,今問題になっていることに関しては,多くの場合,係っている担当責任者とその長の役割と責任が不明確になっていることから,曖昧な対処で事がすまされているのではないでしょうか。

どこまでを誰が判断・決定して,責任はどこまでの範囲かを明確にした決定機構を持たない限り,いつまでも問題を先延ばししているような状況を招くのではないかと思うのですが。

最近の社会保険庁の問題などを見ていますと,長の責任があまりにも問われなすぎではないでしょうか。

いままで役割と責任が不明確なまま来たのではあれば,この時点でそれらを明確にした枠組みの構築が必須と思うのですが。

いかがでしょうか。