商品なりに接した際に,これをこうすればもっと使いやすいのに,と思われる人がどの程度いるでしょうか。
全くないということは無いにしろ,多くの方は与えられた機能なりを受け入れているのではないでしょうか。
自ら設計する人に置き換えて考える人は少ないのではないでしょうか。
それは設計する経験がないことから来る習性ではないでしょうか。
設計する経験を持った方なら,設計者は自ら設計した製品を使ってないのではとか,経験が少ない人が設計しているのではと,感じることがあるのではないでしょうか。
つまり設計するという考えがなければ,そのような感覚は生まれないように感じるのですが,いかがでしょうか。
現在の教育には「設計する」というような感覚を育てることが無いのではないでしょうか。
保険制度なり,予算配分の仕方なりを批判するする場合に,制度を設計するような視点なりが発揮されていないのではないでしょうか。
今まさに必要なことは,与えられた枠組みをただ無批判に受け入れることではなく,自ら設計するといったアプローチを実践できることではないでしょうか。
今からでも遅くはないでしょう。
早期に「設計する」との概念を醸成できる教育をすべきと思うのですが。
いかがでしょうか。