国会などで大臣がいろいろなことを問われ、指示が悪いとか言われています。
また公務員があらぬことをしているような報道があります。
これらはあたかもその人の資質にかかわる問題のような取り上げ方が多いのではないでしょうか。
確かに、あらぬ発言や、あまり意味のない行動などはそれに当ると思います。
しかしながら、制度に関することや、公務員の行動や判断に智恵が出ていないことなどは必ずも個人の資質だけを問題にしても解決できないと考えはじめました。
特に公務員がらみの行政に対する批判は個人の資質を問うことに意味がないと思うのです。
それは、公務員が個人の智恵で行動や判断をしていないからです。
彼らは法律(政令、条例なども)に則って判断・行動しているのです。
法律にないものはしないし、判断しないのです。
個人としてはできることでも、公務員としてはできないことになるのです。
つまり、公務員に何かしてもらうようにするためには法律を準備することが必要なのです。
個人を責めることではありません。
そこに法律を制定できる国会議員の出番があるのです。
国会議員は官僚を叱る前に法律を作ってしまえばいいのです。
しかし、国会議員は原案作成を官僚側に投げてしまっているのが現状だと思います。
ですから、どうしても官僚の都合のよいものになりがちになるのです。
ということは代議士が作る、議員立法が重要になります。
ここに代議士の使命があるのです。
スローガンやマニフェストを立法化することです。
ここに衆議院と参議院の過半数を確保することが重要になることにつながるのです。
そういえばこのようなことを誰かが声高らかに言っていた記憶はないでしょうか。
もしもこのことを指摘して言ってくれたら、もっと気付く方々がもっと増えたかもしれないな、などとも考えています。
それはさることながら、国会議員の方々に言いたいことは、官僚をしかることではなく、早く実行したいことを法律化できるように行動することであることに気付いていただきたいと思うのですが。
いかがでしょう。