「真実の解明を待ちたい」と締めくくられる報道がされますが,このような表現は誤解を招くのではないでしょうか。
「真実が裁かれる」と聞くと,一般的には事件なりの真の理由なり,原因なりが明らかになるように聞こえないでしょうか。
しかし裁判で,事件を発生させた真の理由なりが明らかになることには実感がないのではないでしょうか。
黙秘あり,自分に不利なことは言わなくてもよい権利がある現行の裁判制度では真実が裁かれることになることからは遠いのではないでしょうか。
つまり報道される時に使われている「真実の解明」との表現は改められるべきではないでしょうか。
裁判員制度とのからみでも必要なことだと思うのですが。
いかがでしょうか。