2008-07-02

恥ずかしい気持ちの回復が必要では

ベネディクトの「菊と刀」で日本の恥の文化が紹介されたのは1948年ですから,今から62年前です。

その後も昭和40年代ころまで,「そんなことをしたらみっともない」という感覚があったと思うのですが,いかがでしょうか。

何か発覚した際にこのような感覚に襲われることから,抑止されてきたことがあると思うのです。

マンション設計,食などの偽装や,公務員の不正や怠慢などが見破られた際の対応を見ていますと,このような感覚はどこに行ってしまったのかと思ってしまいます。

「恥の文化」なんてと読んだ当時は思いました。

しかし,現時点で考えて見ると,何かとても大事な感覚ではなっかたかと思いはじめています。

復活させることが必要ではとも思うのです。

「みっともないから,やめなさい」なんて,なんて消極的の表現かと感じていたようにも記憶があるのですが。

今まさに,この感覚を持つようにすれば抑止できることも数多くあるように感じるのは私だけでしょうか。

このような感覚をそぎ落としてきた原因は何だったのかとも自問してしまいます。

今,どうすれば回復できるかの知恵はでませんが,是非考えて行きたい課題です。

考えてみませんか。