また芸能人の不倫報道が大きく報道されています。
世の中の道徳観なり,倫理観を危うくしている一因の一つにあげられないでしょうか。
もっとも同時に報道されている大分県の教育分野の汚職なども大なり小なり危うくしているとは思いますが。
偽装問題も,高級官僚の厚遇なども一因でしょう。
何故かと言えば,昭和30年代はあまりこのような問題に踏み込んだ報道が無かったとの記憶があるからです。
知らされていなかったのです。
勿論知らされていなかったことは問題ですが,内部まで覗き見るようなことは不可能だったのです。一般庶民は。
ここで一気に暴かれてきたのです。
食の偽装の時の発言ではありませんが,「以前から行われてきたこと」「どこでもやっている」とかの発言がその証拠です。
これらを見せつけられてきた庶民感覚には「えー!偉い人もやってるじゃん」という感覚ではないでしょうか。偉い人ではありませんが。
俗に道徳的でないことも,倫理的でないこともやっており,しかも,しかられることもなく笑いながら受け入れられているのです。
以前(昭和30年代)であれば,ありえない光景です。恥ずかしいという感覚があったと思うのです。
恥ずかしがることもなく,辞めさせられることもなく,芸能分野も,官僚分野でも,いけシャーシャーと居ることができる姿を見せられ続けているのです。
いつのまにかそれらは,恥ずかしいことではないように刷り込められてしまっていると考える仮説は立てられないものでしょうか。
今一度,芸能人の報道のあり方と,対処の仕方を見直していただきたいと思うのは私一人でしょうか。