若年者による殺人事件,教育界の偽装,食の偽装などの真実を求める場として裁判ではない場が必要ではないでしょうか。
裁判は真実を暴くことのできる場ではないと思います。
犯罪の客観的な証拠を元に,モデル化された犯罪の要件に照らし合わせて,刑を決定する場だと思うのです。
ここでは真の原因を追求して,是正するところまで行う枠組みはありません。
今必要としているのは刑を科すことだけでなく,是正できるようにするための原因を見つけだすことだと思うのです。
刑を科すだけでは抑止することはできません。
抑止するようにするためには,どのような理由なり,条件なりで事件が起こされたのかを,当事者の心理状態まで入り込んだ原因究明が必要ではないでしょうか。
自白が証拠にならない現行の裁判の枠組み中では,当事者に入り込んだ形での原因は明らかに成るはずがありません。
裁判では駄目であるのなら,他の枠組みで,現代の不正を根本から正すための枠組みが必要と思うのですが,いかがでようか。