2011-04-14

重要なのは意外とプリミティブなこと

今回の津波、原発事故の対処を新聞、テレビなどのマスコミ報道に接して、プリミティブなことが意外と重要であることを知りました。

「津波がきたら高いところに逃げろ」とか「原発の冷却には消防車の放水を」とか「電源が落ちたら電源車を」とかです。

高いところといっても建物の高いところではなく、状況を見てさらに高いところに避難ができる高いところです。

3階の建物を高いと判断しても今回のような津波では避難にならなかったことがあったからです。

3階から4階、5階とさらに高い建物でなくてはならなかったことを知り、高いところとはまさに、さらに、さらにと高いところに避難できる場所が必要だったと感じます。

つまりいくら高く、頑丈な建物であっても備えにはなりにくく、また原発の原子炉がいくら頑丈な設計になっていたとしても備えになっていなかったことが今回分ったように思えます。

いかがでしょうか。

このようなことから言うのは短絡的かもしれませんが、専門家のコメントはあまりにもできないような対処方法であると感じてなりません。

特に原発事故のことでは原子力の専門家が難しくお金のかかりそうなことばかりお話になり、プリミティブなことが置き去りになっているように感じます。

今後、津波、原発に対する安全策なりを検討する際には、是非プリミティブなことも重要視する方向で審議なりをしていただきたいと思いますが。

いかがでしょう。