2011-05-09

話合いの姿勢・再考

話合いをTVなどの討論会などで観ていますと、一寸違和感を感じるのは私一人でしょうか。

違和感を感じることは、自分の主張なり、言いたいことを、ただただ話し続け、たの方々が何を言おうと、同じ主張を言い続ける場面を観ることです。

特に代議士の方々が出ている番組ではそのままのように感じます。

代議士は党のメッセンジャーとして出演されているのでと、言われるかもしれません。

確かにそう指摘されると反論は困難です。

しかしながら度々このような話合いを見せられると、疑問が出てきます。

また、自分が何か主張する時に、自分の考え方の方が正しいとか、妥当だとか、思っていなかいか。

勝ちたいとかいう気持ちがないか、と自問もし始めました。

主張する時は自分の考えなりが妥当と思っていると思います。

そして、反論なり、他面からの主張を聞いた場合、よく聞く姿勢をとらずに、ただそれより自分の考えのほうが正しいと確信してしまっていたのではとも感じます。

冷静に考えると、他の方々の意見には、自分が知らないことから考えたことや、自分が気が付かなかったことからの意見だったり、思いもよらないことが多々あったと思います。

つまり、自分の考えだけでは妥当な考えに到達できない場面が数多くあるのだと思い始めています。

話合いなりは、他の方々の意見を聞き、考え、自分の考えを洗練させていくプロセスであると思うのです。

いかがでしょう。

このように考えると、現在の政治の世界で行われている話合いは何なのだろうと、つくずく感じてしまうこの頃です。