原発事故のデータが28日に「3月11日の地震発生後から同月17日までに測定していた未公表の放射線量データ計1509項目を発表した」と報道されました。
これに対してなぜ今頃に、と言われていますが、冷静に考えれば当然ではないでしょうか。
別に東電に肩入れしているのではありません。
今まで専門家とか言われている方々が最初にコメントしなくてはならないことをしてこなかったことに大きな一因があると考えています。
寅さんではありませんが、「それをいっちゃーおしまいよ」になるかもしれません。
言えば、国民不安を煽り立てることにもなるので、コメントされなかったのかもしれません。
そこはわかりませんが。
データの発表が躊躇されてきたのは、原発事故後の測定系の正常性が確認とれなかったからだと考えます。
あれだけのダメージを受けたプラントのあらゆる測定装置が正常にデータを取れていると考えるのは、技術者であればありえない話です。
手探りでデータを取っていたと前提をおきますと、その信憑性をまず疑うのが技術者の嵯峨だと思うのです。
信憑性の定かにならないデータは発表できないと考えるのが妥当だと思うのです。
では何故今頃発表されてたのかについては、こうです。
多分いろいろなデータからその信憑性が確認できたからでしょう。
そのように考えたいと言うのが、本当の気持ちではありますが。
つまり、このようなことが頻繁に起きている今回の原発事故近傍の報道の件は、3月11日の最初の頃に専門家が測定系および制御系が正常に動作しているのかを言及することなく、正常動作を当たり前のことのように前提にしたコメントをしてきたことに原因があると思いますが。
いかがでしょう。