農林省の対応が今回も問われています。
社会保険庁も問われています。
問われ方を見ていますと,戦後の復興にむけたあわただしい行政の姿を彷彿させます。
何がなんでも企業(商店)を復興させなくては。
そのためには何でもできるようにしなくてはという感覚だったのでしょう。
現在の行政のやっていることや,やりかたを見ていますと,そのドサクサを感じるのは私一人ではないでしょう。
それを許して(最近は黙認でしょうが)きたのは,行政であり,その管理をしてきた内閣であり,与党ではないでしょうか。
当時はそのような感じではなかったにしても,現在から眺めれば,あまりにもズサンであるように思えます。
外務省の問題などもあわせ考えますと,戦後だけではなく明治時代からこのかた,行政のあるようは根本が変わって来ていないのでしょう。
そのように捉える方が,理解が進むように感じるのですが,いかがでしょうか。
これらのズサンさや,企業にあまいことや,俗に偉い人々の厚遇などは,明治からまた戦後からずっと続いてきた現象でしょう。
そのころは一部の人々だけが知りえたことで,多くの国民は知らせてきていないのです。
この流れは構造的な問題と捉え,解決の糸口を探しだし,早急に解決することが必要な時期がきていると思うのですが。
その方法の一つとしては,行政の管理する組織および管理する法律を一定の年間隔で変えて行くことではないでしょうか。
永久与党・法律変更論なる考え方があるように思えるのですが。