与党の皆さんが「変える」と言っているのを聞くと何かむなしさを感じます。
理由はこうです。
官僚と政治家が権力的・人脈的に密着して来たことが一因と考えられることは,政治家一人が叫んでみても変えられないと考えるのが妥当ではないでしょうか。
政治評論家の田原氏がブログで「与党はシンクタンクとして官僚を使ってきた」と書かれておりましたが,まさにそのことです。
シンクタンクというと公正な施策を考える組織のように聞こえますが,与党が長年変わらなかったことによって,与党よりの考え方の官僚が処遇され,その結果,国民の目線ではない施策が講じられてきたと考えるのが妥当ではないでしょうか。
今回の事故米の件も,その結果としか考えられません。
官僚の方々をそのようにさせてきたのも,与党の方々の圧力と考えるのが妥当ではないでしょうか。
いろいろなところで与党の方々は口を挟み,作成された施策をゆがんだものにして来たのだろうと想像してしまいます。
会社に勤め,管理者を経験された方々はうすうす感じていただけるのではないでしょうか。
このような事柄は組織であれば必ずあることだと思うのです。
だからしょうが無いのではなく,会社であればトップが号令をかけ,そのようにならないようにします。
結果はなかなかで出ないにしても。姿勢は。
しかし,与党と官僚の間にはそのようなことは見受けられません。報道を聞いている限りは。
一方,このようなことは与党になるとどなたでもそうなると想像されます。
しかし変わること,そのことこそが,このようなことを幾らかでも無くす方法ではないでしょうか。
先日のNHKのインタビューで野党の党首が言っていましたが,「変えてだめなら変えればいい」のだと思います。
継続させず,常に変わることが現在必須に思うのですが,いかがでしょうか。