2008-06-09

今急がなくてはならないのは研究では

悲惨な事件が昨日もおきました。

人を殺めることが日常化しつつあります。

死刑や終身刑などの議論はありますが,あまりにも何故そのようなことが起きてしまうのかを追求する研究の話が出ていないことが気がかりです。

裁判も原因究明にはあまりにも場違いです。

犯罪の専門家のコメントを聞いていても,あまり専門的な視点を感じられないのは私だけでしょうか。

まさに現在最も優先的に研究予算を配分しなくてはならない分野はこの分野ではないでしょうか。

お金を使うべきと言っているのではありません。

このような悲惨な事件を起こす人が出現する環境を研究するのです。

個々の人の性格に原因を求めるのではなく,そのような人をどのような環境が出現させるのかの原因を探る研究です。

「犯罪なんとか学」という枠組みではなく,組織的な枠組みによる研究です。

専門のシンクタンクのような組織を一時的につくり,組織的に研究するのがあるように思えるのです。

まずどのような研究者が必要で,研究者をどのように育成するかとか,犯罪の原因をどの情報に求めるのかとか,その情報をどのようにして収集するかなどから始めることが必要かもしれませんが。

はやく手を打つべき課題だと思うのですが。

いかがでしょうか。