2008-06-19

年の若い代議士の出現を望むことが多いようですが

若い代議士が代議士に立候補することが多くなってきていますが,課題もあるのではないでしょうか。

確かに新風なり,バイタリティーを送り込むことには貢献していると思います。

しかし,1期から2期,3期と続くうちに就職先確保のための立候補になることはないでしょうか。

ビジネスパーソンとして確立したスキルも無ければ,再就職先としての代議士が設定させることがあるのではないでしょうか。

自分が一度代議士になり,その後他の職場に就職しようとしても,大した実績も積まないうちはお声もかからないのではないでしょうか。

一度就職して,若いうちにコンサルとして独立した場合を想定すれば,かなり実感がつかめるのはないでしょうか。

そこで提案ですが,代議士の連続当選回数を制限するのはいかがでしょうか。

最近地方自治体の長の連続当選回数を3期程度にする動きがありますように,例えば代議士もそのような限度を設けるのです。

制限をしようとのこころは,馴れ合い体質からの脱却が主な目的かもしれませんが,代議士にも当てはめたらいかがなものでしょうか。

就職先として代議士になることには,次にあげるような問題があると思うからです。

(1)一度就職したら継続しようと考えるようになる
(2)収入確保のために続ける必要が生じる
(3)代議士の任期中にできるだけ収入を確保しようとなる
(4)他の就職先にいけなくなると思えば,在任中に収入確保したくなる
(5)立候補のための資金を確保しようとする

勿論若い代議士だけではないと思います。

中年での代議士でも同様なことは想定されます。

しかし,若ければさらにそのような問題に直面するはずです。

ただ若い人材を求めるだけでなく,この辺りも考えながら,制度自身も考えていくことが必要な時期がきていると思うのですが,いかがでしょうか。