また報告に対して適切な対応ができなかった旨の報道が行われています。
食材の不具合であり,食材の偽装などです。
それに関してマスコミなどであまり取り上げられておりませんが,簡単にできることがあると思います。
以前に,知人から聞いた話があります。
それは,米国ではビジネスパーソンとしてメールを受け取ったら,即座に応答メールを出すと信頼されるという躾のことです。
「メールをお受けしました。」でも「検討に少々お時間を下さい。」程度の返信でいいから一次の応答を行うということでした。
そういえば,コンピュータの世界で「Open」「Close」という対にした処理があり,ある処理を行うに当って「Open」を行ってから処理を行い,処理が行った後に必ず{Close」を行うという規則があります。
このような処理を行うのは,日頃の行動の中に同じようなことがあるからかもと思ってしまいます。
わが国のビジネスの世界でこのように応答を返すことがどのくらい実践されているでしょうか。
日々のビジネス世界であまりにも行われていないというのが実感です。
社内の部門間で「お客さまからのクレーム」を報告した場合も,状況を報告して検討してもらう場合にも,応答が返されることは大変少なかったということを数多く経験してきました。
その結果は,処理が遅くなったり,忘れられたり,悪い結果になってしまったことが多かった記憶があります。
行政の怠慢を怒る前に,報告などの行為に対して,それに対する応答を即行うことを求めることが重要ではないでしょうか。
このことだけでもよい方向になることが数多くあると思うのですが。
いかがでしょうか。