漁船にイージス艦がぶつかった事件が日々報道されていますが,何か政権をとっている政党の議員の方々があたかも防衛省の行政官に問題があるように他人事のしているように感じないでしょうか。
イージス艦の処理方法や,防衛省内の処理に問題があり,その原因と責任は確かに現場の担当者なりにあるとは思います。
しかし,どこの世界でも管理する立場の組織なり,人なりにもその責任はあると思うのです。
防衛省の管理をしているのは与党であり,戦後一部の期間を除いて一定の政党が担ってきました。
このことが何か組織に澱をためていると言う仮説はできないでしょうか。
例えば,政府与党と官僚の間のなあなあ人事や,管理・判断能力の乏しい議員への与党寄りの答弁集の用意など,一流とはいえない管理がされて来たと考えられないでしょうか。
この最近のことではなく,ずっと続いてきました一党支配の弊害のようなことが,いろいろなところに出てきていると思うのは,うがった考えでしょうか。