知事が予算なりの理由を担当者に聞いている場面がしばしば報道されていますが,担当者になって考えたことがあるのでしょうか。
担当者は聞かれれば回答するのが義務です。回答できなければ自分が居ることが否定されることになります。
ひっしで答えるのがあたりまえです。
つまり答えのないことはなく,どっちかと言えば理由はちゃんとしたものがあるのが普通です。
行政での経験はありませんが,サラリーマン時代に上司に理由を聞かれてそれなりの回答をしてきました経験から想像ができます。
理由があり,それがしっかりしているからといって,意味のある予算かはわからないと思うのですが。
理由の裏には,止められない理由があり,次年度予算を減額されるのを防ぐために言っていることもあるのです。
質問に対して何か意味のある回答をすることに行政の担当者は長けているのです。
理由を考えること,それが仕事の大半を占めていると思います。
ですから理由を問う方法では予算なりの存在根拠にはなりえないのです。
あーいえば,こー言うといったことは日常茶飯事に行われている行事なのです。
ですから予算などの合理性を見るには,判断する側の技能が必要だと思うのですが,いかがでしょうか。
この技能をどのようにして知事が獲得して来ているのかが重要なことだと思うのですが。