2008-03-03

救急医療について問題になっていますが

救急車での患者さんの病院での受入が多くの病院で拒否されていることが報道されていますが,どこに問題があるのか正確に報道されていないのではないでしょうか。

多くの人々が軽症にもかかわらず救急車を利用されているデータを見せられますと,そのことによって受入ができなくなっていることもあるとは思いますが,それだけでは説明ができないのではないでしょうか。

救急医の毎日の勤務状況は惨憺たるありさまだと思います。

寝る暇もなく,日々連続して勤務されている場合が多いのも事実です。

このことが主な原因とは言えませんが,救急医の勤務条件が悪く,救急医になるインセンティブが低くなっていることがあるように思うのです。

救急医療の現場の勤務条件を改善しなければ救急医のなり手は少なくなるように思います。

改善には給与だけでなく,夜勤があったら次の日に休みを与えられるような余裕が必要と考えます。

そのためには医療報酬を上げることはなく,国なりの予算でその手当てを出せるような施策が必要だと思います。

道路だけが優遇されていては駄目ではないでしょうか。

予算がバランスよく配分されてはじめて達成できると思うのです。

救急医療の問題の国の課題として解決することが必要な時期に来ていると考えますが,いかがでしょうか。